造血幹細胞 基礎から遺伝子治療・再生医療へ

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2002-04-01
分野: 臨床医学:基礎  >  臨床細胞学
ISBN: 449812510X
書籍・雑誌
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8,800 円(税込)

商品紹介

造血幹細胞に関する基礎的,臨床的研究が最近極めてエキサイティングになっている.それは新しい医療として脚光を浴びている再生医療に直接関係するからである.本書は,新しい展開に対応した書として,造血幹細胞の基礎から臨床応用までを夫々の専門家に分かり易く解説していただいたものである.様々な角度から研究が進んでいる基礎研究から造血幹細胞遺伝子研究,再生医療の現状と方向までを最新の知見に多くの研究者や臨床医に理解し,活用していただけることを企図したものである.

目次

  • 造血幹細胞 基礎から遺伝子治療・再生医療へ

    ― 目次 ―

    I 造血システムの基礎
    1.造血システムの基本概念 
    2.造血幹細胞の本態 
    3.糖鎖生物学からみた造血幹細胞 
    4.造血幹細胞の発生 
    5.ES細胞からの造血細胞分化 
    6.受容体/シグナル伝達 
    7.造血幹細胞の転写調節機構 
    8.造血幹細胞の細胞周期とアポトーシスの制御 
    9.造血幹細胞のテロメア維持機構 
    10.造血障害の分子機構 
    11.造血幹細胞の癌化 
    12.造血幹細胞のfunctional genomics 

    II 再生医学に向けた基礎研究
    1.造血幹細胞の可塑性と再生医学 
     A.血管系 
     B.心筋/骨格筋 
     C.造血幹細胞から肝細胞への分化転換 
     D.神経系 

    2.Mesenchymal Stem Cellとその応用 

    III 細胞療法としての臨床応用
    1.造血幹細胞移植 
     A.骨髄移植/末梢血幹細胞移植と細胞プロセシング 
     B.臍帯血幹細胞移植 
     C.ミニトランスプラント総論 
     D.癌に対する移植免疫療法 
     E.自己免疫疾患に対する造血幹細胞移植療法 
     F.トレランスの誘導と臓器移植 
     G.血管再生療法 

    2.樹状細胞療法 

    IV 今後の展開
    1.造血幹細胞の体外増幅 
     A.サイトカイン刺激によるアプローチ 
     B.遺伝子操作によるアプローチ 

    2.ゲノム医療としての造血幹細胞遺伝子治療 
     A.総論 : 臨床研究の現状 
     B.造血幹細胞への遺伝子導入法 
     C.細胞制御遺伝子の開発 
     D.霊長類のサルを用いた前臨床研究 

    3.再生医療 : ES細胞vs組織幹細胞 
    V ゲノム医療/再生医療における生命倫理

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