心臓における生命現象の分子生物学

出版社: メディカルレビュー社
著者:
発行日: 2001-06-30
分野: 臨床医学:内科  >  内科学一般
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商品紹介

最近心臓病の研究も2つの面において大きく変わりつつある。つまり、絶えまなく収縮弛緩を繰り返すといった心臓特異的な面に関する解析法に新しい展開が見られたこと。もう一つは、それとは反対に他の臓器、組織とも共通する面で、心筋細胞の生死に関する理解の進歩である。心臓を構成する細胞の分化、死という「生理」を正面からとらえるアプローチにより、ここ10年余り新知見が相次いで、病態に対するコンセプトの変換も起こっている。本書は、心臓の特異性と普遍性といった2つの面での研究の大きな変化をまとめ、読者に提供するものである

目次

  • 心臓における生命現象の分子生物学
    小室一成/編著

    目次
    第1章 発生・分化・死からみた心臓の特異性
     1 心臓の発生・分化の分子機序
     2 心臓各細胞の系譜
     3 心臓神経堤細胞から心臓への分化
     4 心筋細胞の細胞周期
     5 心筋細胞のアポトーシス
    第2章 心臓の機能・病態を修飾するkey molecule
     1 カテコラミンによる心機能調節
     2 アンジオテンシンIIと心臓リモデリング
     3 活性酸素による心筋細胞障害
     4 サイトカインと心肥大・心不全
     5 エンドセリンの心肥大・心不全発症における役割
    座談会 21世紀の心臓病学
    第3章 分子生物月見地よりみた各種心臓疾患のupdate
     1 虚血
     2 心肥大と心不全
     3 心筋症
     4 心筋炎
     5 不整脈
    第4章 発生工学を用いた分子の機能解析と新しい心臓の治療
     1 gp130の心筋細胞増殖および保護における役割
     2 心筋特異的転写因子Csx/Nkx2−5の成人期心臓における役割
     3 ナトリウム利尿ペプチドの心臓への作用
     4 心臓の遺伝子治療
     5 心臓の細胞移植治療

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