出版社: | メディカルレビュー社 |
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著者: | |
発行日: | 2001-06-30 |
分野: | 臨床医学:内科 > 内科学一般 |
最近心臓病の研究も2つの面において大きく変わりつつある。つまり、絶えまなく収縮弛緩を繰り返すといった心臓特異的な面に関する解析法に新しい展開が見られたこと。もう一つは、それとは反対に他の臓器、組織とも共通する面で、心筋細胞の生死に関する理解の進歩である。心臓を構成する細胞の分化、死という「生理」を正面からとらえるアプローチにより、ここ10年余り新知見が相次いで、病態に対するコンセプトの変換も起こっている。本書は、心臓の特異性と普遍性といった2つの面での研究の大きな変化をまとめ、読者に提供するものである