臨床検査技師のための救急医療マニュアル

出版社: 医歯薬出版
著者:
発行日: 2003-05-20
分野: 医療技術  >  臨床検査技術
ISBN: 9784263222591
書籍・雑誌
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商品紹介

本書は,検査室の中で患者が急変した場合,医師の手に委ねるまでの間に,臨床検査技師はどのように対応すべきか,その手当の方法を具体的に記述した救急医療のマニュアル書で,内容は大きく3章で構成されている. 「被検者の急変時における臨床検査技師の対応」では,検査中に突然患者が意識障害や呼吸停止・心停止もしくはこれらに近い状態に陥ったときに行うべき心肺蘇生法を中心に,重症度の評価,気道の確保・人工呼吸・心臓マッサージ,患者の搬送などの方法をイラストを多用して具体的に記述. 「生理機能検査とパニックケース」では,特に生理機能検査中に起こる可能性のある外傷(転落などによる骨折)や,脳血管・呼吸器系・循環器系の緊急症,急性腹症などの病態と対処方法について解説. 「緊急検査とパニックバリュー」では,緊急検査における検査項目と,検体検査においてしばしばみられるパニックバリューとその意味,対応についてわかりやすく説明.

目次

  • 臨床検査技師のための救急医療マニュアル

    ―目次―

    I.被検者(検査患者)の急変時における臨床検査技師の対応
     1-序論
      1.患者の緊急症(急病)
      2.救急法
      3.救急蘇生法および救急処置
      4.救助者の自覚
      5.救急蘇生法施行による法的問題
     2-心肺蘇生法
      1.心肺蘇生法とは
      2.重症度の評価
       1)意識状態の確認
       2)呼吸状態の確認
       3)循環状態の確認
        1 脈拍の確認
        2 心音の確認
        3 血圧測定
        4 心電図による診断
      3.蘇生法の実際
       1)気道の確保(用手的気道確保法)
        1 頭部後屈顎先挙上法
        2 下顎挙上法
        3 気道確保の留意点
       2)人工呼吸
        1 頭部後屈顎先挙上法による口対口人工呼吸法
        2 下顎挙上法による口対口人工呼吸法
        3 口対鼻人工呼吸法
        4 口対気管切開口人工呼吸法
        5 マスクとアムビューバックによる方法
        6 乳幼児に対する人工呼吸
        7 人工呼吸による合併症と対策
        8 人工呼吸の留意点
       3)心(臓)マッサージ
        1 胸骨圧迫心(臓)マッサージ
        2 心肺蘇生法
        3 小児や乳幼児に対する胸骨圧迫心(臓)マッサージ
        4 胸骨圧迫心(臓)マッサージによる合併症と対策
        5 胸骨圧迫心(臓)マッサージの留意点
      4.蘇生法の効果の判定
       1)心肺蘇生法の効果判定
       2)心肺蘇生法の中止と終了
        1 心肺蘇生法を中止してよい場合
        2 心肺蘇生法の終了
      5.体位管理と運搬
       1)安静時の体位
        1 意識がある場合
        2 意識がない場合
       2)体位の換え方
        1 腹臥位から仰臥位への体位変換
        2 仰臥位から腹臥位への体位変換
       3)患者を運ぶ方法
        1 3人で運ぶ方法
        2 2人で運ぶ方法
        3 1人で運ぶ方法
      6.救急連絡
        1 医師への連絡
        2 医師の到着までにしておくべきこと
      7.心肺蘇生法のまとめ
       1)心肺蘇生法の手順
        1 患者に急変が発生したときのポイント
        2 心肺蘇生法を行うときのポイント
       2)医師が行うCritical Care
        1 呼吸に関する蘇生法
        2 循環に関する蘇生法
       3)年齢別の心肺蘇生法
     3-蘇生用具・用品
      1.臨床検査部内に常備しておく用具
      2.救急カート
       1)救急蘇生法に用いる器具
       2)救急蘇生法に用いる医薬品
        1 酸素
        2 輸液
        3 消毒用のイソジンとアルコール
        4 救急医薬品
       COFFEE BREAK ホルター心電図装着中に突然死した症例の症例検討

    II.生理機能検査とパニックケース
     1-パニックケース
      1.パニックケースとは
      2.パニックケースとその対応
       1)各種生理機能検査におけるパニックケースと対応
        1 循環機能検査・循環超音波検査
        2 腹部(一般)超音波検査
        3 呼吸機能検査
        4 脳波検査
        5 筋電図検査
        6 採血
       2)検査全般に関するパニックケースと対応
        1 機器類のトラブル
        2 臨床検査技師の過失によるトラブル
        3 患者からの苦情処理
      3.インシデントおよびアクシデント
       1)インシデントおよびアクシデントとは
       2)アクシデントおよびインシデントレポート
     2-症状対応の応急手当
      1.外傷に対する応急手当
       1)末梢血管の外傷と止血法
        1 末梢血管の外傷
        2 止血法
        3 鼻出血
       2)頭部外傷
       3)顔面外傷
       4)胸部外傷
       5)腹部外傷
       6)四肢外傷
        1 骨折
        2 脱臼
        3 捻挫
        4 打撲傷
       7)熱傷と化学薬品による損傷
        1 熱傷
        2 化学薬品による損傷
      2.急病に対する応急手当
       1)意識障害疾患
        1 意識障害
        2 失神
        3 めまい
        4 頭痛
        5 けいれん(てんかんを含む)
       2)呼吸系の緊急症
        1 呼吸困難(チアノ-ゼを含む)
        2 咳嗽発作(気管支喘息発作を含む)
        3 過換気症候群
       3)循環系の緊急症

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