精神医学とは何か 反精神医学への反論

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商品紹介

本書は、Henri Ey(1990-977)の『Defense et illustration de lal psychiatrie. La realite de la maladie』Masson、Paris、1978.の翻訳である。本書は小冊子であるが、20世紀の偉大な精神医学者であるEyの理論と実践とが凝縮され、「エチュード」「意識」「幻覚」などの大著と接続している。ここでEyは、ミシェル・フーコーを始め、反精神医学者、哲学者、心理学者、社会学者などの精神医学への攻撃に対して断固として反論し、「器質力動論」に基づいて正真正銘の精神医学を語っている。精神医学とは医学の一分野であること、狂気とは個人の内的自由の疾患であることが主張されている。(「解題」より)

目次

  • 精神医学とは何か 反精神医学への反論

    ―目 次―

    序文

    精神医学告発の争点と意味

    CHAPITRE1 精神病理学的事象の判断を防げるエピステモロジー的障害

    CHAPITRE2 偽精神医学に向けられた主な非難
    1.拘禁主義
    2.欺瞞
    3.よろず主義
    A.「精神疾患の捏造」
    B.「精神疾患」の範囲の拡大と言語的解体
    a) 平均化の技術
    b) 理論的平均化

    CHAPITRE3 科学としての精神医学の基礎(精神疾患の客観化)
    1.正常と精神病理学的異常に関する最重要課題
    2.精神疾患の実在
    A.精神病理学的なものの客観化
    B.精神病理学的な存在論
    C.精神病理学的なものの「種類 especes」
    3.精神医学の社会的機能。精神科医の役割と人間像
    A.精神医学の社会的機能
    B.精神科医の人間像
    ・精神科医は警官ではない
    ・精神科医は政治活動家ではない
    ・精神科医は医師である

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