間質性肺炎を究める
商品紹介
わが国の特定疾患に指定されている間質性肺炎は，詳細な問診や肺機能検査，血液検査，胸部X線，HRCT，病理組織検査など総合的な診断が必要で，幅広い知識が必要とされる。2008年末には抗線維化薬の新薬が発売されるなど効果的な治療法も出ており，昨年には特発性間質性肺炎の手引きも改訂されるなど，非常に注目を集めている。本書ではこれらの最新の知見を踏まえ，間質性肺炎のすべてを解説した。特に特発性肺線維症の項目では診断だけでなく治療についても詳しく解説した。間質性肺炎を究めることができる必読の書である。
目次
- 間質性肺炎を究める
―目次―
?．間質性肺炎の診断と治療を究める
診断
問診と身体所見
胸部単純X線の読み方
胸部CTの読み方
血液検査の読み方
呼吸機能検査・血液ガスの読み方
病理学的検査の進め方と臨床への生かし方
病理所見の解釈（病理診断の実際）
気管支肺胞洗浄の進め方
鑑別診断の道筋
合併症
治療
薬物治療
呼吸療法
血液浄化療法
呼吸リハビリテーション
II．特発性間質性肺炎を究める
特発性間質性肺炎（オーバービュー）
特発性肺線維症の概念と診断
特発性肺線維症の定義
特発性肺線維症の病態生理（病気の成り立ち）
特発性肺線維症の病因論
特発性肺線維症の診断
特発性肺線維症の治療と管理（安定慢性期）
薬物治療（治療と薬理メカニズム）
ピルフェニドン
N-アセチルシステイン
副腎皮質ステロイド
免疫抑制薬 稲瀬直彦
支持療法とその意義（肺移植を含む）
特発性肺線維症の治療と管理（急性増悪期）
薬物治療と支持療法
特発性肺線維症以外の特発性間質性肺炎
非特異性間質性肺炎
リンパ球性間質性肺炎
剥離性間質性肺炎，呼吸細気管支炎関連性間質性肺炎，
気腫合併肺線維症
特発性器質化肺炎
急性間質性肺炎
III．特発性間質性肺炎以外の間質性肺炎を究める
膠原病の肺病変
血管炎
薬剤性肺障害
過敏性肺炎
職業性肺炎
石綿肺
インジウム肺
サルコイドーシス
好酸球性肺炎
感染症
血液疾患および臓器移植後の肺病変
IgG4関連呼吸器疾患
その他のまれな疾患
特発性間質性肺炎 認定基準
特発性間質性肺炎 臨床調査個人票
付録 患者さんとご家族の方にお読みいただけるように
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