◆本書は,一般的な摂食・嚥下リハビリテーションの専門書ではなく,プロセスモデルに注目して摂食・嚥下機能を解説しています.
◆基礎編では,プロセスモデルの定義から,二相性食物や孤発嚥下(isolated pharyngeal swallow),あるいは嚥下惹起や呼吸機能との関係のなかで,咀嚼嚥下のメカニズムを解説しています.臨床編では,咀嚼嚥下に着目し,嚥下惹起遅延の概念やstage II transportのコントロールを視野に入れながら,評価,対応についてまとめています.
◆孤発嚥下やCTによる評価,咀嚼・嚥下・呼吸の相関など,最新の考え方が網羅されています