改訂 錯覚と脱錯覚
商品紹介
ポスト・フロイトの最も重要な分析家の一人ウィニコット。日本のウィニコット研究の第一人者が，子どもの治療記録『ピグル』との極めて緻密な対話を通して，稀有な分析家の思考の全体をとらえる。読者を精神分析という文化とのパーソナルで切実な対話へと促す，独創的なウィニコット入門。
目次
- 改訂 錯覚と脱錯覚
―目次―
序文
第１章 魔女とハンプティ・ダンプティ
国境と時代のむこうに／ノンセンスの領域
第２章 精神医学のスナック・バー
信頼できる治療者とその包容力／二重の資格／
ウィニコットを取り囲む環境
第３章 英語と日本語の間に
多義的な日常語の使用／コトの実体化／ホウルディング
第４章 その発達理論の裏地と表地
環境要因の強調／意味のない攻撃性／象徴的破壊
第５章 楽観と悲観
第６章 一次過程と二次過程の間で
第７章 病理の理解と治療方針
第８章 家族との関わり
第９章 治療者のいるところで体験すること
第10章 遊ぶこと，演じること
解題：北山修，『ピグル』，ウィニコット
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