狂気論

出版社: 弘文堂
著者:
発行日: 2014-05-31
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784335651632
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商品紹介

19世紀初頭、ピネルとエスキロールの衣鉢を継ぐ逸材として期待され惜しまれつつ夭逝したE.J.ジョルジェの主著の根幹部の本邦初訳。精神病は脳に何らかの基盤をもつものとされながらも、生物学的一元論に還元し得ない病理を現在でも示し続けている。狂気をマニー、モノマニー、ステュピディテとに分けて考察するジョルジェの症候学は、統合失調症が概念化される以前にあって、多くの患者と寝食を共にした医師でなければなし得ない精密な観察に基づくものである。本書は、有効な治療薬のない時代の診断と治療のあり方を描きつつ、現代の精神医学がとるべきバランスのとれた姿を指し示している。

目次

  • 狂気論

    ―目次―

    序 章 狂気について

    第1章 狂気の症状
     1.局所すなわち脳症状
     2.全般すなわち交感症状

    第2章 狂気の原因
     1.体質性の原因
     2.脳の直接的原因
     3.間接的すなわち交感性の原因

    第3章 狂気の進展,経過,終末,類型,予後
     1.進展と経過
     2.終末期
     3.類 型
     4.予 後

    第4章 急性デリール―狂気との差異―
     1)急性デリールの原因
     2)急性デリールを構成する知的破綻
     3)デリールと同時に現れる全般障害
     4)予後と治療
     5)急性デリールと狂気を明確に区別する主な特徴

    第5章 狂気の治療
     一般的治療の原則
     疾患を治療する際の器官に対する対処法
     1.脳のモラル的,知的な直接治療法
     2.間接的すなわち合理的な脳の治療

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