心のサイエンス―精神医学の進む道―

出版社: メディカルレビュー社
著者:
発行日: 2015-03-31
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784779214387
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商品紹介

2006年から2014年までに大阪大学精神医学教室で学位を取得した38名の論文の内容を解説する。精神医学の進むべき道についての次の世代への提言なども掲載。

目次

  • 心のサイエンス―精神医学の進む道―

    ―目次―

    第一章 神経化学グループ
    1 Aβが小胞体ストレスを誘導し、小胞体関連たんぱく質
       分解機構を介してプロテアソーム障害を惹き起こす
    2 培養細胞においてエンドサイトーシスの抑制はβAPPの
       別の分解経路を活性化する
    3 21番染色体のダウン症候群責任領域に位置するDYRK1A遺伝子と
       アルツハイマー病との関連について
    4 晩年発症型アルツハイマー病におけるDynamin2 の低下が
       Aβの代謝を変化させる 
    5 培養細胞におけるタウ蛋白の分解におけるpuromycin 感受性
       アミノペプチダーゼの関与とFTDP17変異による
       タウ蛋白質分解過程の遅延に関する検討
    6 βAPPの膜内蛋白分解によるAICDε51とAβ42の産生比率は
       常に並行して変化するとは限らない
    7 アルツハイマー病の日本人コホートにおいてKIBRA遺伝子の
       遺伝子多型はエピソード記憶に影響を及ぼすが、
       病気の発症には関連を示さない
    8 プロテインキナーゼCはアポトーシス阻害蛋白質(XIAP)の
       Ser87 のリン酸化により細胞死抑制を促進する
    9 タウオパチーにおける小胞体ストレスの関与について
    10 マウス背景遺伝子に着目したトランスクリプトーム解析による
       Aβ蓄積修飾遺伝子Klc1 の同定
    11 Chitinase 3-like 1(CHI3L1)遺伝子と統合失調症:
       多施設共同ケース・コントロール研究およびメタ解析からの
       エビデンス
    12 統合失調症患者の寛解状態における神経認知機能に関する検討
    13 小胞体ストレス応答と機能性精神疾患のクロストーク
       〜シグマ-1受容体を中心に〜
    14 重度知的障害者の行動症状に対する抗てんかん薬の効果

    第二章 神経心理グループ
    1 情動の馴化に関する神経基盤:動画を用いたPET研究
    2 情動を伴うエピソード記憶の神経基盤に関して動画を用いた
       PET研究
    3 健常高齢者における記憶機能と運動機能の関係
    4 特発性正常圧水頭症患者における精神行動障害
    5 特発性正常圧水頭症の症候評価のための
       スケールの妥当性の検討
    6 「超早期」特発性正常圧水頭症における、
       全脳的な血流低下に関して
    7 特発性正常圧水頭症患者におけるシャント術前後の
       脳脊髄腔の変化と臨床症状の関係
    8 水頭症患者における脳変形と術後における
       臨床徴候の改善との関連
    9 精神行動障害を治療目的とした認知症患者の
       長期入院の要因の検討
    10 アルツハイマー病で認められる妄想の分類と分類された
       妄想に関連する神経基盤の検討

    第三章 神経生理グループ
    1 統合失調症の視空間作業記憶と精神症状および
       社会機能との関連 
    2 統合失調症患者と健常対象者の前頭葉課題とNIRSを用いた
       判別分析 
    3 自閉症スペクトラム障害における作業記憶関連課題間での
       成績の乖離は、作業記憶以外の課題特性が課題の遂行を
       妨げることに起因する 
    4 しりとり語彙想起課題中の脳皮質リズムの変化
       ─脳磁図空間フィルター解析 
    5 早期アルツハイマー病と軽度認知障害における、
       開閉眼に伴うアルファ帯域の脳磁場活動の変化
    6 近赤外線スペクトロスコピーを用いた統合失調症患者における
       前頭葉機能障害と局所脳血液量変化の検討
    7 自閉症スペクトラム患者におけるミラーニューロンシステム
       障害と関連した運動後β帯域活動
    8 脳波NAT解析を用いた特発性正常圧水頭症患者における
       シャント手術の効果予測

    第四章 睡眠グループ
    1 大学生におけるプレゼンティーイズム:
       学生版プレゼンティーイズム・スケールの開発
    2 入眠前のメディア利用による睡眠時間減少と睡眠不足の
       訴えの増加 
    3 日中に眠気を感じているにも関わらず入眠できない人たちに
       おける自律神経活動
       ─心拍変動と日中睡眠ポリグラフ検査による検討─
    4 睡眠負債は返済しなければならない:
       日本の労働者における睡眠不全と精神健康との関連性

    第五章 精神病理グループ
    1 認知症判別のための西村式認知機能検査(NDテスト)
    2 ニコチン依存におけるモノアミン酸化酵素Aの役割の検討

    第六章 三十六年間の認知症研究

    第七章 精神医学の進む道

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