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京大人気講義シリーズ 健康・医療の情報を読み解く 第2版 健康情報学への招待(電子書籍版)

出版社: 丸善出版
著者:
発行日: 2014-05-30
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784621087329
電子書籍版: 2014-05-30 (電子書籍版)
電子書籍
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2,200 円(税込)

商品紹介

京都大学で著者が受け持つ人気講義「健康情報学」を活字化。ビッグデータの時代、あふれる情報との上手な付き合い方とは?疫学やEBMの考え方をもとに、身近な実例の紹介を通じて健康や医療の情報の読み解き方をわかりやすく解説します。本書の知識を応用すれば、膨大なデータから各種の健康・医療情報を適切に利用し、意思決定や問題解決、コミュニケーションに役立てることができるようになります。

目次

  • 表紙
  • プロローグ
  • 目次
  • 第1章 現代社会に必要なスキル - 健康情報リテラシー
  • 1 健康・医療に関する「情報」
  • 2 社会における健康・医療情報の循環 - エビデンスを「つくる・つたえる・つかう」
  • 3 健康情報リテラシー
  • 第2章 どうしてそれを信じるのですか ? - 主張の根拠と "3た" 論法
  • 1 根拠を見直す - 何よりもまず、人に対してもいえることですか ?
  • 2 人間を対象とした研究 - 医者でも意外に知らない ?
  • 3 "3た" 論法の落とし穴
  • 第3章 情報の松・竹・梅 - 研究デザインとエビデンス・レベル
  • 1 エビデンス・レベル - 医学情報にも上下がある
  • 2 研究デザインの基礎知識
  • 第4章 症例報告の落とし穴 - 対照群の必要性
  • 1 お米を食べていると胃がんになる ?
  • 2 少年法の厳格化は効果なし ?
  • 第5章 「代表的な意見」とは何か ? - バイアス
  • 1 大統領選挙結果 - 「二三七万人」と「二万人」、どちらが正しい ?
  • 2 情報を読み解く重要な鍵 - バイアス
  • 第6章 私は名医 ? - 分子と分母
  • 1 「私は名医」と医者は信じているが……
  • 2 農業をしていると死にやすい ? - 見かけの分母
  • 第7章 運動する人は風邪をひかない ? - 横断研究と因果の逆転
  • 1 長生きの喫煙家 ?
  • 2 運動する人は風邪をひかない ? - 横断研究の落とし穴
  • 3 「縦断研究」の大切さ
  • 第8章 かき回しているのは何 ? - 交絡因子
  • 1 運動する人はどうして風邪をひかない…… ?
  • 2 どちらがよい病院 ?
  • 3 「よい」薬のせいで「悪くなる」 ? - 適応による交絡
  • 第9章 人間の身体は止まらない…… - 平均への回帰
  • 1 両親は背が高くても…… - 平均への回帰
  • 2 身近にある「平均への回帰」の落とし穴
  • 3 集団でみられる「平均への回帰」
  • 第10章 「効く治療」が効かない ? - 絶対リスク、相対リスク
  • 1 「有効率八〇 % の治療」はよい治療か ?
  • 2 二倍よい治療とは ? - 絶対リスク、相対リスク
  • 3 「示し方」と「受け取り方」 - フレーム効果
  • 第11章 成功率一〇〇 % の手術…… !? - 信頼区間と標本数
  • 1 成功率一〇〇 % の手術…… !?
  • 2 どのくらい確からしいのか ? - 信頼区間
  • 第12章 ミクロの理論と本当の効果 - 代理のエンドポイント、真のエンドポイント
  • 1 理論的には効くはずなのに……
  • 2 抗菌薬で虫歯が防げる ?
  • 3 治療 - 本当の目的は何か ?
  • 第13章 意識と暗示で結果が変わる ? - 新薬の評価とプラセボ効果
  • 1 ホーソン効果、プラセボ効果
  • 2 治験 - 落とし穴チェックの総まとめ
  • 3 治験や臨床試験に参加すること
  • 第14章 データ、情報、そして知識 - 情報の解釈
  • 1 一般論より私の経験 ? - 「全体の傾向」と「個別の事例」
  • 2 データ、情報、そして知識
  • 3 疫学データの読み方の注意
  • 4 健康・医療情報を読むときの基本的態度
  • 第15章 守る仕組み・使う仕組み - 個人情報の「保護」とインフォームド・コンセント
  • 1 逆手にとられるインフォームド・コンセント ?
  • 2 質の高いデータを得るために - 地域がん登録の例から
  • 第16章 科学と社会のせめぎあい - 利益相反
  • 1 利益相反とは ? - 何が問題となるのか
  • 2 利益相反の実例 - タバコ研究
  • 3 タバコ問題について - 利益相反とは別のメッセージ
  • 第17章 情報の更新と検索スキル - インターネットの健康・医療情報
  • 1 インターネットの健康・医療情報のポイント
  • 2 情報の更新の重要性
  • 3 情報のインプットとアウトプット
  • 第18章 健康情報学と社会の新しい課題 - 遺伝子情報
  • 1 遺伝子は運命を決める ?
  • 2 遺伝子情報は特別 ?
  • 第19章 よりよい判断の手助けに - 診療ガイドライン
  • 1 「診療ガイドライン」とは何か ?
  • 2 情報源としての診療ガイドライン
  • 3 診療ガイドラインの情報公開
  • 第20章 ビッグデータと共通番号 - 社会の仕組みと新たな情報の形
  • 1 携帯電話を長く使うと脳腫瘍になる…… ?
  • 2 国民の診療情報データベースの活用 - デンマークの大規模疫学研究
  • 3 薬害問題からの提言 - 医療における共通番号
  • 4 ビッグデータと共通番号 - 「健康情報コモンズ」へ
  • 第21章 情報としての患者の「語り」 - ナラティブ情報の可能性と課題
  • 1 医療における「エビデンス」と「ナラティブ」
  • 2 インターネットでのナラティブ・データベースの試み
  • 3 ディペックス・ジャパン - 日本での展開
  • 4 それぞれの隣にそれぞれを
  • 第22章 情報から行動へ - 情報は灰色、意思決定は白黒
  • 1 健康・医療情報を読み解くために
  • 2 好きの反対は嫌い…… ? - 慎重な判断とは何か ?
  • 3 ブロードストリート事件の教訓
  • 4 傘をもって出かけますか ?
  • 第23章 もう少し疫学とEBMを知りたい人たちのために
  • エピローグ
  • 付録 健康情報見極め術
  • 参考文献
  • 奥付

この書籍の参考文献

参考文献のリンクは、リンク先の都合等により正しく表示されない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 現代社会に必要なスキル - 健康情報リテラシー

P.1 掲載の参考文献
Shaughnessy, A. F., et al. : Becoming an information master : a guidebook to the medical information jungle, The Journal of Family Practice, 39, 489-499, 1994
American Public Health Association : APHA media advocacy manual 2000, 2000
小出大介「情報リテラシーを身につける : 医療情報学教育とEBM」『EBMジャーナル』第二巻, 一七四-一七七頁, 二〇〇一
中山健夫監訳 杉本裕樹, 高橋吾朗, 別府文隆翻訳代表『ヘルス・コミュニケーション実践ガイド』日本評論社, 二〇〇八
杉森裕樹, 中山健夫編「IT時代のヘルスリテラシー」『からだの科学』二五〇頁, 二〇〇六

第2章 どうしてそれを信じるのですか ? - 主張の根拠と "3た" 論法

P.11 掲載の参考文献
坪野吉孝「健康情報の伝達と吟味」『EBMジャーナル』第四巻, 一二-一五頁, 二〇〇三
Ghess, M. J., et al. : International Agency for Research on Cancer : Directory of Agents Being Tested for Carcinogenicity, World Health Organization, 1994

第3章 情報の松・竹・梅 - 研究デザインとエビデンス・レベル

P.20 掲載の参考文献
福井次矢, 丹後俊郎「診療ガイドラインの作成の手順」『EBMジャーナル』第四巻, 二八-三七頁, 二〇〇三
別府宏圀, 津谷喜一郎編『コクラン共同計画資料集-エビデンスに基づく医療のための国際プロジェクト』医薬品治療研究会, 一九九七

第4章 症例報告の落とし穴 - 対照群の必要性

P.27 掲載の参考文献
Fletcher, R. H., Fletcher, S. W. (福井次矢訳) 『臨床疫学-EBM実践のための必須知識 (第2版) 』 メディカル・サイエンス・インターナショナル, 二〇〇六

第5章 「代表的な意見」とは何か ? - バイアス

P.34 掲載の参考文献
井垣章二『社会調査入門』ミネルヴァ書房, 一九六八

第8章 かき回しているのは何 ? - 交絡因子

P.58 掲載の参考文献
久保田潔, 樋之津史郎「薬剤疫学のデータベースをEBMに活かす」『EBMジャーナル』第二巻, 一五七-一六一頁, 二〇〇一

第9章 人間の身体は止まらない…… - 平均への回帰

P.68 掲載の参考文献
Last, J. : A Dictionary of Epidemiology (4th edition), Oxford University Press, 2000

第10章 「効く治療」が効かない ? - 絶対リスク、相対リスク

P.75 掲載の参考文献
Lang, T. A., Secic, M. (大橋靖雄・林健一監訳) 『わかりやすい医学統計の報告-医学論文作成のためのガイドライン』中山書店, 二〇一一
吉川肇子『リスク・コミュニケーション-相互理解とよりよい意思決定をめざして』福村出版, 一九九六
Lang, T. A. (宮崎貴久子, 中山健夫監訳) 『トム・ラングの医学論文「執筆・出版・発表」実践ガイド』シナジー, 二〇一二

第12章 ミクロの理論と本当の効果 - 代理のエンドポイント、真のエンドポイント

P.87 掲載の参考文献

第13章 意識と暗示で結果が変わる ? - 新薬の評価とプラセボ効果

P.95 掲載の参考文献
Last, J. : A Dictionary of Epidemiology (4th edition), Oxford University Press, 2000
津谷喜一郎「プラセボの日本受容-Placebo はのりと薬だ」山田慶児, 栗山茂久編『歴史の中の病と医学』思文閣出版, 三九九-四二七頁, 一九九七
厚生省「臨床試験の統計解析に関するガイドライン」『臨床評価20』一九九二

第14章 データ、情報、そして知識 - 情報の解釈

P.106 掲載の参考文献
山崎昶『知的検索の技術-新しい もの探し の科学』講談社ブルーバックス, 一九八二
Chalmers, I., Altman, D. G. (津谷喜一郎, 浜六郎, 別府宏圀監訳) 『システマティック・レビュー-エビデンスをまとめてつたえる』サイエンティスト社, 二〇〇〇
片平洌彦『ノーモア薬害-薬害の歴史に学ぶ』桐書房, 一九九五

第15章 守る仕組み・使う仕組み - 個人情報の「保護」とインフォームド・コンセント

P.119 掲載の参考文献

第16章 科学と社会のせめぎあい - 利益相反

P.126 掲載の参考文献
三瀬朋子『医学と利益相反-アメリカから学ぶ』弘文堂, 二〇〇七
World Health Organization : International Agency for Research on Cancer : Tobacco smoke and involuntary smoking, IARC Monographs on the Evaluation of Carcinogenic Risks to Humans, Vol. 83, 2002
津田敏秀『医学者は公害事件で何をしてきたのか』岩波書店, 二〇〇四

第17章 情報の更新と検索スキル - インターネットの健康・医療情報

P.134 掲載の参考文献

第18章 健康情報学と社会の新しい課題 - 遺伝子情報

P.143 掲載の参考文献
厚生労働科学研究「ファーマコゲノミクスの合理的使用のための医薬品開発と医薬品行政のあり方に関する研究」 (主任研究者・津谷喜一郎) 『平成一七年度報告書』二〇〇六
米本昌平『バイオポリティクス-人体を管理するとはどういうことか』中公新書, 二〇〇六

第19章 よりよい判断の手助けに - 診療ガイドライン

P.149 掲載の参考文献
Institute of Medicine : Guidelines for clinical practice : from development to use, National Academy Press, 1992
片平洌彦『ノーモア薬害-薬害の歴史に学ぶ』桐書房, 一九九五
福井次矢, 丹後俊郎「診療ガイドラインの作成の手順」『EBMジャーナル』第四巻, 二八-三八, 二〇〇三
中山健夫『EBMを用いた診療ガイドライン-作成・活用ガイド』金原出版, 二○○四
長谷川友紀「診療ガイドラインを取り巻く状況-AGREE Collaboration の動向」『EBMジャーナル』第四巻, 二九四-二九七頁, 二〇〇三
「特集Minds入門-インターネットによる診療ガイドライン活用方法」『日本医事新報』第四一八四号, 一-一五頁, 二〇〇四

第20章 ビッグデータと共通番号 - 社会の仕組みと新たな情報の形

P.157 掲載の参考文献

第21章 情報としての患者の「語り」 - ナラティブ情報の可能性と課題

P.165 掲載の参考文献
中山健夫「医学系図書館員への期待-エビデンス・ナラティブ情報にどう向き合うか-」『医学図書館』第五八巻, 二八二-二八六頁, 二〇一一
別府宏圀「患者の語りが医療を変える」『緩和ケア』第二一巻, 四六八-四七一頁, 二〇一一
石丸昌彦ほか『死生学入門』放送大学, 二〇一四

第22章 情報から行動へ - 情報は灰色、意思決定は白黒

P.173 掲載の参考文献
Muir Gray, J. A. : Evidence-Based Healthcare (2nd ed.), Churchill Livingstone, 2001 Muir Gray, J. A. (津谷喜一郎, 高原亮治監訳) 『エビデンスに基づくヘルスケア-ヘルスポリシーとマネージメントの意思決定をどう行うか』エルゼビア・ジャパン, 二〇〇五
Hempel, S. (杉森裕樹ほか訳) 『医学探偵ジョン・スノウ-コレラとブロード・ストリートの井戸の謎』日本評論社, 二〇〇九

第23章 もう少し疫学とEBMを知りたい人たちのために

P.184 掲載の参考文献
Richardson, W. S., et al. : Evidence-Based Medicine : How to Practice and Teach EBM (3rd ed), Churchill Livingston, 2005

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