本書は,『不安や心配を克服するためのプログラム:患者さん用ワークブック』を使いこなしたい治療者のためのガイドブックです。このプログラム(「不安や心配を克服するためのプログラム」)は,全般性不安障害(全般不安症)をもつ人やその傾向のある人が,不安や心配を克服する方法を学ぶためのプログラムで,十数回のセッションに分けて提供され,個人でも少人数のグループでも行えるようにつくられています。プログラムを実施するにあたって,患者さん用ワークブックと合わせて,本書を手引書として使うことにより,より効果的な治療がめざせます。本書は認知行動療法の手法に基づいて書かれており,初学者でも十分使用可能な内容です。患者さん用ワークブックの各章に沿って,セッションの概要や検討すべき原則とポイント,ケーススタディ,典型的な例と問題となる反応など,具体的にこまやかに解説されています。