麻酔科研修 実況中継! 第3巻 手術室急変対応と周辺領域編

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2018-05-25
分野: 臨床医学:外科  >  麻酔科学/ペイン
ISBN: 9784498055384
電子書籍版: 2018-05-25 (初版1刷)
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商品紹介

初期臨床研修編の掉尾を飾る「実況中継」第3巻.麻酔の基本(第1巻),各科の代表的手術に対する麻酔(第2巻)を身につけた中山・藤田・渡辺先生は,初期研修2年目の締めくくりで再び麻酔科を選択.麻酔科に関連する様々な急変対応や集中治療・ペインクリニック・緩和医療などの考え方を学びます.

目次

  • 1 気道管理困難対応を学ぼう
     気道管理困難の術前予測
     日本麻酔科学会気道管理ガイドライン(JSA-AMA)
     V2(イエローゾーン)に入れば,緊急コールと声門上器具を
     声門上器具挿入でも換気不可能なV3(レッドゾーン)に入れば侵襲的気道確保を
     日本麻酔科学会気道管理アルゴリズム(JSA-AMA)の考え方
     意識下挿管の注意点〜適切な鎮静と気道管理器具選択を〜
     意識下挿管の定義と適用
     気道管理困難に用いられるさまざまな器具
     予期せぬ気道管理困難への対応スキルを身に着けよう
     挿管困難と換気不能の原因は多種多様

    2 大量出血への対応を学ぼう
     危機的大量出血は突然発生します
     コマンダーの決定と危機的大量出血の宣言
     10分後
     20分後
     30分後
     大量出血時の初期対応
     大量出血に対する大量輸血後の合併症管理も大切
     出血による生体への影響を意識しよう
     基本的な輸血の種類
     輸血製剤の投与前のダブルチェックが基本

    3 悪性高熱症への対応を学ぼう
     悪性高熱症を疑う習慣をつけよう
     悪性高熱症
     悪性高熱症の臨床症状
     悪性高熱症の初期治療
     悪性高熱症の治療

    4 麻酔科のさまざまな急変対応を学ぼう
     気道・呼吸管理に関する急変対応
     肺血栓塞栓症の急変対応
     脊髄くも膜下麻酔の急変対応
     硬膜外カテーテルの急変対応管理
     麻酔中のさまざまなトラブルシューティング
     ABCDアプローチで患者さんの状態を継続的に評価する
     麻酔科研修でのマイナートラブルと基本的対応

    5 麻酔科と心肺蘇生
     大量出血は心停止のよくある原因
     麻酔科医と蘇生
     2015年版の米国心臓協会(AHA)心肺蘇生(CPR)と救急心血管治療の
     ためのガイドライン(ガイドライン2015)の強調点
     心停止の種類
     手術室心肺蘇生の重要点
     手術室心肺蘇生の特徴

    6 手術室災害対応を学ぼう
     気道火災の初期対応
     気道火災の原因
     米国麻酔科学会手術室火災予防ガイドラインのまとめ
     さまざまな手術室災害対策の必要性
     停電時の対応
     地震発生時の対応
     手術室停電時の対応

    7 安全な鎮静・鎮痛を学ぼう
     鎮静と全身麻酔の連続性を理解しよう
     鎮静の意義と全身麻酔との連続性
     米国麻酔科学会の非麻酔科医のための鎮静ガイドライン(ASA-SED)
     将来どの診療科を専攻しても鎮静の危険性を認識しよう
     鎮静ガイドラインの概要(ASA-SED)
     各領域における鎮静の安全性向上のために

    8 集中治療医学の考え方を学ぼう
     外科症例術後管理のためのICU
     全身臓器管理のための集中治療医学
     集中治療医学の考え方
     ICU管理の注意点
     ICUは感染との戦い
     ICUはチーム医療
     重症患者さんの移動時の注意

    9 ペインクリニックの概要を学ぼう
     ペインクリニックは痛み治療の最後の砦
     痛みの伝導と分類
     侵害受容痛と神経障害痛の違い
     痛みの診察で大切なこと
     神経障害痛の診断と治療
     神経障害痛の治療
     痛み治療における神経ブロックの意義
     神経ブロックの作用と薬剤

    10 緩和医療の概要を学ぼう
     緩和ケアの定義と考え方
     緩和ケアの苦痛の評価
     世界保健機構(WHO)の緩和ケアの定義
     WHOのがん疼痛治療の考え方
     がん疼痛の評価と治療
     NSAIDとアセトアミノフェンの違いを理解しよう
     がん疼痛に対するオピオイドと副作用
     オピオイド力価表を参照しながらオピオイドスイッチを行おう
     緩和ケアは全ての診療科・職種が参加する
     呼吸困難症状への対応

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

[1] 気道管理困難対応を学ぼう

P.17 掲載の参考文献
2) 日本医学シミュレーション学会. 困難気道管理に関する診療ガイドライン 困難気道管理に関する米国麻酔科学会タスクフォースによる改訂情報. 日臨麻会誌. 2013 ; 33 : 846-71.
4) 中川雅史. JSA-AMAについて. 臨床麻酔. 2015 ; 39 : 743-50.

[2] 大量出血への対応を学ぼう

P.36 掲載の参考文献
1) 日本麻酔科学会. 危機的出血への対応ガイドライン <2007年11月改訂> http://www.anesth.or.jp/guide/pdf/kikitekiGL2.pdf
2) 日本産科婦人科学会, 日本産婦人科医会, 日本周産期・新生児医学会, 日本麻酔科学会, 日本輸血・細胞治療学会. 産科危機的出血への対応ガイドライン. 2016.
3) 日本赤十字社. 医薬品情報 http://www.jrc.or.jp/mr/

[3] 悪性高熱症への対応を学ぼう

P.52 掲載の参考文献
1) 盛生倫夫, 菊地博達, 弓削孟文, 他. 悪性高熱症診断基準の見直し. 麻酔と蘇生. 1988 ; 80 : 104-10.
5) 向田圭子, 河本昌志. 悪性高熱症-最近の話題について-. 日臨麻会誌. 2012 : 32 ; 682-90.
6) 日本麻酔科学会 安全委員会 悪性高熱症ワーキンググループ. 悪性高熱症患者の管理に関するガイドライン. 2016.

[4] 麻酔科のさまざまな急変対応を学ぼう

P.68 掲載の参考文献
1) 入田和男, 津崎晃一, 讃岐美智義, 他. 危機的偶発症発生率に低下傾向 : 危機的偶発症に関する麻酔関連偶発症例調査2005の速報と最近5年間の推移- (社) 日本麻酔科学会安全委員会偶発症例調査ワーキンググループ報告-. 麻酔. 2007 ; 56 : 1433-46.
2) 羽場政法, 駒澤伸泰, 藤原俊介, 他. 麻酔関連偶発症例調査の結果から手術室で必要とされる二次救命処置を考える-ALS-OP循環編-. 日本臨床麻酔学会誌. 2016 ; 36 : 241-6.

[5] 麻酔科と心肺蘇生

P.83 掲載の参考文献
1) Mark SL, Lauren CB, Peter JK, et al. Part 7 : Adult Advanced Cardiovascular Life Support : 2015 American Heart Association Guidelines Update for Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care. Circulation. 2015 ; 132 : S444-64.
2) 駒澤伸泰, 羽場政法, 上嶋浩順, 他. 周術期に対応するALSコース (ALS-OP) の提案. 日臨麻会誌. 2015 ; 35 : 538-43.
3) 駒澤伸泰, 藤原俊介, 羽場政法, 他. 周術期二次救命処置トレーニング (ALS-OP) の開催経験. 麻酔. 2015 ; 64 : 562-5.

[6] 手術室災害対応を学ぼう

P.99 掲載の参考文献
2) 植木隆介. 手術室火災の対応経験と今後の課題. 日臨麻会誌. 2014 ; 33 : 131-6.
3) 日本手術医学会. 手術医療の実践ガイドライン. 2016.
4) 安江雄一. 突然の停電に遭遇して. 日臨麻会誌. 2014 ; 33 : 142-7.

[7] 安全な鎮静・鎮痛を学ぼう

P.113 掲載の参考文献
2) 駒澤伸泰, 中川雅史, 安宅一晃, 他. 非麻酔科医による鎮静/鎮痛に関する診療ガイドライン. 非麻酔科医による鎮静/鎮痛に関する米国麻酔科学会作業部会による改訂情報. 医療の質・安全学会誌. 7 : 162-81, 2012 (上記ガイドラインの翻訳).
3) 駒澤伸泰, 中川雅史, 安宅一晃, 他. 初期研修医を対象とした鎮静に関する意識調査-侵襲的処置に対する鎮静トレーニングコースの意義-. 日本臨床麻酔学会誌. 2012 ; 32 : 582-7.

[8] 集中治療医学の考え方を学ぼう

P.127 掲載の参考文献
1) FCCS運営委員会, 安宅一晃. FCCSプロバイダーマニュアル 第2版. 東京 : メディカルサイエンスインターナショナル : 2013.
2) 西信一. ICUにおける痛み・不穏・せん妄の取組み-J-PADガイドラインを発行して-. 日本臨床麻酔学会誌. 2014 ; 34 : 5230.
3) 西信一. 呼吸戦隊ケアレンジャー!! 呼吸器ケア. 2016 ; 14 : 585.

[9] ペインクリニックの概要を学ぼう

P.146 掲載の参考文献
1) 日本ペインクリニック学会治療指針検討委員会. ペインクリニック治療指針. 第5版. 東京 : 真興交易医書出版部 ; 2016.
2) 日本ペインクリニック学会. 神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン. 改訂第2版. 東京 : 真興交易医書出版部 ; 2016.
3) 日本ペインクリニック学会. 非がん性慢性疼痛に対するオピオイド鎮痛薬処方ガイドライン. 東京 : 真興交易医書出版部. 2012.
4) 南敏明, 辰巳真一, 伊藤誠二. アロディニアの発現と抑制. 治療学. 2005 ; 39 : 797-9.
5) 南敏明, 伊藤誠二. 図説 : 慢性疼痛のメカニズム. 日本臨牀. 2001 ; 59 : 1646-8.

[10] 緩和医療の概要を学ぼう

P.162 掲載の参考文献
1) 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会. がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン. 2014年版. 東京 : 金原出版 ; 2014.
2) 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会. がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン. 2016年版. 東京 : 金原出版 ; 2016.
3) 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン作成委員会. がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン. 2011年版. 東京 : 金原出版 ; 2011.

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