情動と言語・芸術
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目次
- 1. 美的判断の脳神経科学的基盤
1.1 はじめに:美の問いと美の脳科学
1.2 美しさの体験に関連する脳活動
1.3 操作脳科学
1.4 非具象的美と脳活動
1.5 まとめ:美の体験は何のために存在するか
2. 芸術における色彩と脳の働き
2.1 色が見えるとはどういうことか
2.2 減法混色と加法混色
2.3 補色と色相環
2.4 色の対比
2.5 カラーセンター(色覚中枢)
2.6 高次の色知覚
2.7 色と情動
2.8 色彩調和:神経美学へのアプローチ
2.9 色彩調和のfMRI実験
2.10 「調和」の再考
3. 脳機能障害と芸術
3.1 脳機能障害と感性の変化
3.2 脳機能障害と芸術表現
3.3 脳機能障害による創作動機の変化
3.4 緩徐進行性神経病変による芸術表現の変化
3.5 脳機能障害によって現れた芸術家の感覚障害
4. 音楽を聴く脳・生み出す脳:症例から探る音楽の認知と鑑賞のメカニズム
4.1 失音楽症の定義と分類
4.2 純粋失音楽症
4.3 音楽能力に関連する症状を呈した症例
4.4 先天性失音楽とその問題点
4.5 鑑賞能力の選択的障害:視覚性情動低下症と音楽無感症
5. アプ口ソディア(Aprosodia)
5.1 「プロソディ」とは何か
5.2 左半球損傷による「プロソディの障害」
5.3 右半球損傷による「プロソディの障害」:アプロソディアをめぐって
5.4 その他の「プロソディの障害」を生じる病態
5.5 「プロソディの障害」のコミュニケーションモデル上の位置づけ
5.6 プロソディ処理の脳内機構に関する最近の知見
5.7 「プロソディの障害」の本質とは何か