脳卒中片麻痺の回復過程の評価法であるブルンストロームステージで日本でもリハビリテーション専門職者でその名を知らない人がいない、スウェーデンが生んだ理学療法の先駆者であり偉大な臨床家、シグネ・ブルンストローム(1898~1988)。本書は、『ボバース夫妻物語』でも知られる米の理学療法士にして作家のジェイ・シュライコーン氏が、シグネ・ブルンストロームの生涯とその業績、歴史的貢献を、シグネの遺した日記や彼女と交流のあった100人を超える同僚、彼女の元で学んだ人々への取材と手紙を通して著わした伝記である。翻訳は、理学療法士でボバース記念病院名誉副院長の古澤正道氏と同記念病院理学療法士のラトン桃子氏。本邦初訳!