高齢者向けの形のないミキサー食やきざみ食から、形のある柔らかい食事の提供は、今の時代の流れである。本書は、特養老人ホームで基準費用額の範囲で、見た目の良いやわらかい食事の作り方を試行錯誤して作り上げたフィオーレ南海(大阪府泉南郡)の取組みとメニューを紹介している。施設栄養士、調理師、また施設へ食事を提供している関連の会社などの担当者にぜひ見ていただきたい一冊である。著者の岩本氏は、第1回嚥下食メニューコンテストで「押し寿司」で奨励賞を受賞している。また、本書は国立国際医療研究センター病院 リハビリテーション科医長 藤谷順子氏の推薦を受けている。