食物アレルギーの診療は、『正しい診断に基づいた必要最小限の食物除去』をさらに積極的に推し進めて『原因食品を可能な限り摂取させるにはどうすればよいか』という方向を目指しています。本ガイドラインでは、診断においてより重要になってきているアレルゲンの知識を充実させ、「栄養食事指導」や「経口免疫療法」はそれぞれ章立てをして、具体的に詳しく解説しています。
【改訂の要点】
・ヒスタミン遊離試験のキットの発売中止に伴い記載を削除(第6章)
・牛乳アレルゲン除去調製粉乳の微量元素の添加がすべての製造会社において終了した(第8章)。
・アナフィラキシーの治療の際のアドレナリンの併用禁忌が解除された(第10章、第13章)。