QOLを高める 認知症リハビリテーションハンドブック

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2020-06-01
分野: 臨床医学:外科  >  リハビリ医学
ISBN: 9784260041621
書籍・雑誌
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4,180 円(税込)

商品紹介

認知症のリハビリテーションとはなにか。本書は、認知症という病気を医学ベースで整理したうえで、効果的なリハビリテーション評価および治療の方法を学ぶことができる。臨床において実用性の高い評価スケールを厳選して紹介。治療については手段や戦略、またその効果に至るまで具体的に言及。臨床現場での活用をイメージできる症例も収載。目の前の対象者に寄り添い、家族を含めたQOLを高めるためのエッセンスをまとめた1冊。

目次

  • 第1章 認知症の基礎知識
     1 定義と症状
      1 認知症とは
      2 認知症の診断
      3 症状の各論
     2 疾患の特徴
      1 アルツハイマー病
      2 レビー小体型認知症
      3 前頭側頭型認知症
      4 軽度認知障害
      5 脳血管性認知症
     3 治療の方法
      1 薬物療法
      2 非薬物療法
     4 国の認知症対策
      1 意思決定支援
      2 認知症初期集中支援チーム
      3 認知症カフェ
      4 認知症ケアパス

    第2章 リハビリテーション評価
     1 評価の手順と考えかた
      1 評価の枠組み
      2 評価の手順
      3 評価の役割,位置づけ
     2 認知機能評価
      1 認知機能評価のポイント
      2 認知機能評価の注意点
     3 行動面,ADL・IADLの評価
      1 行動面,ADL・IADLの評価のポイント
      2 観察評価
      3 介護者など(informant)へのインタビュー評価
      4 行動・心理面(BPSD)の評価
      5 ADL・IADL評価
      6 QOL評価
     4 家族・介護者の問題の評価
      1 介護負担感

    第3章 リハビリテーションアプローチ
     1 治療の枠組みとセラピストの役割
     2 非薬物療法とそのエビデンス
     3 心身機能
      1 認知リハビリテーション
      2 学習療法
      3 運動療法(筋力トレーニング,有酸素運動)
      4 言語リハビリテーション
     4 活動と参加
      1 アクティビティ
      2 日常生活活動(ADL),手段的日常生活活動(IADL)
      3 コミュニケーション支援
      4 回想法
      5 レクリエーション
      6 芸術・刺激療法
     5 環境因子
      1 家族介護者への指導および支援(エンパワメント)
      2 チームアプローチ
      3 ピアサポート(患者家族会)
      4 制度の利用(成年後見制度)

    第4章 QOLが向上した症例紹介
     1 アルツハイマー病(1)
         趣味や性格を生かしたかかわりにより,徘徊や入浴拒否が軽減し,
         自分の居場所ができた症例
     2 アルツハイマー病(2)
         本人が希望する生活行為をデイサービスでも継続できるよう連携した症例
     3 アルツハイマー病(3)
         メモリーブックを使ったグループでの介入により,
         言語機能,対人交流,意欲に変化のみられた症例
     4 脳血管性認知症
         状態の変動と意欲低下にアプローチした症例
     5 レビー小体型認知症
         認知機能変動のdown状態時に,非常に強い妄想症状を呈していた症例
     6 前頭側頭型認知症
         常同行動を活用して活動量低下・意欲低下に介入した症例

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