近年,口腔がんの早期発見手段として注目されている液状化検体細胞診(liquid based cytology:LBC)は,患者さんに低侵襲であるとともに一般歯科医師や研修医などの未経験者や初学者でも簡単に行えて,保険点数も算定できることから早期普及が望まれます.
本書は,歯科医院におけるLBC実践と,判定結果が検査機関から報告された際の患者さんへの説明に活用できるようまとめています.
正常な口腔粘膜の状態を示したうえで,各種疾患・病変像を豊富に提示.“マクロで”,“組織で”,“細胞で”,目で見て口腔がんがわかります.