精神病状態

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2022-08-23
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784753312030
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商品紹介

スィーガル,ビオンと並び英国精神分析におけるクライン・トラディションの第二世代三傑とされる精神分析家による卓越した著書の待望の邦訳。本書の根幹をなすのは,著者ローゼンフェルドがクラインの理論と技法を支えに統合失調症の精神分析に果敢に取り組んだ航跡と成果である。
「超自我」,「ナルシシズム」,「精神病性転移」,「行動化」,「心気」等,中核的概念を理解するのに必読と言える重要な論考が収録される。
訳者自身が本書を大きな支えにして精神科病院で統合失調症や摂食障害,境界パーソナリティ障害等の臨床に勤しんだように,精神分析を学び実践している方の臨床に大いに寄与することであろう。

目次

  • 監訳者まえがき
    序文
    謝辞
    イントロダクション

    1 離人症を伴ったある統合失調症状態の分析(1947)
    2 男性の同性愛とパラノイア,妄想性不安,ナルシシズムとの関係についての見解
    (1949)
    3 慢性統合失調症における混乱状態の精神病理についての覚書(1950)
    4 急性統合失調症患者における超自我葛藤の精神分析についての覚書(1952)
    5 ある急性緊張病型統合失調症患者における転移現象と転移分析(1952)
    6 急性,および慢性統合失調症への精神分析的アプローチに関する考察(1954)
    7 薬物嗜癖について(1960)
    8 超自我と自我理想(1962)
    9 統合失調症の精神病理と精神分析的治療についての覚書(1963)
    10 ナルシシズムの精神病理について:臨床的アプローチ(1964)
    11 心気症の精神病理(1964)
    12 神経症および精神病患者での分析期間中の行動化の必要性についての探究
    (1964)
    13 薬物嗜癖とアルコール依存症の精神病理(精神分析文献の批判的論評)(1964)

    文献
    解題
    人名索引
    事項索引

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