精神療法 48/6 2022年
目次
- 特集 パーソナリティ症と精神療法
［巻頭言］この四半世紀の強迫性障害の概念と治療の変遷―自身の経験とともに
特集にあたって
第1部：パーソナリティ症精神療法の発展
パーソナリティ概念から見たパーソナリティ症の精神療法
パーソナリティ症へのメンタライジング・アプローチ
転移焦点化精神療法
難治性うつ病・パーソナリティ症のスキーマ療法
Systems Training for Emotional Predictability and Problem Solving for
Borderline Personality Disorder（STEPPS）
第2部：パーソナリティ症治療の展開と応用，他の治療とのコラボレーション
児童精神科における神経発達症からパーソナリティ障害へと進展することを防ぐひとつの試み
アタッチメントとPDの治療
精神科併存症を持つパーソナリティ症の治療
境界例への家族療法
参考／BPD当事者の家族の状況についての調査報告（要約）
［エッセイ］
自分の言動を悪意のあるものとして捉えられた時，あなたなら，どうする？
―エピステミック・トラストの視点
パーソナリティ・アセスメントの視点から“パーソナリティ症”を思う
チェーホフと，アズ・イフ・パーソナリティ
Dr. Beckの認知療法―記憶と期待をつなぐもの
パーソナリティ症と外来森田療法―ボーダーよ何処へ
パーソナリティ障害を「手放す」とき
境界性パーソナリティ症の地域支援
罪悪感を抱きながら他者から認めてもらえない状況で苦闘する家族
［連載］
動機づけ面接を始める・続ける・広げる
第12回 臨床は受付に始まり，受付で終わる
発達障害のいまとその先に向きあう――二次障害への心理的支援
第6回 ニューロダイバーシティ時代に求められる変化
古典症例に学ぶ
第6回 「赤頭巾庭子」事例
［書評］
古賀靖彦編集代表，日本精神分析協会精神分析インスティテュート福岡支部編
『現代精神分析基礎講座』（全5巻）
日本キャリア・カウンセリング学会監修
『キャリア・カウンセリング エッセンシャルズ400』
小森康永，安達映子著『ナラティヴ・コンサルテーション―書くことがひらく臨床空間』
飛鳥井 望，神田橋條治，高木俊介，原田誠一著
『複雑性PTSDとは何か―四人の精神科医の座談会とエッセイ』
ポール・スタラード著『［決定版］子どもと若者の認知行動療法ハンドブック』
B.F.スキナー著『スキナーの徹底的行動主義―20の批判に答える』
アニル・セス著『なぜ私は私であるのか―神経科学が解き明かした意識の謎』
西園マーハ文著『摂食障害の精神医学―「心の病気」としての理解と治療』
マーティン・ペイン著『カップル・カウンセリング入門―関係修復のための実践ガイド』
岩壁 茂著『改訂増補 心理療法・失敗例の臨床研究―その予防と治療関係の立て直し方』
髙橋 脩著『発達障害児と家族への支援』
奥村茉莉子，池山稔美編著『臨床現場に活かす哲学的思考―考える習慣としての「りんてつ」』
青木省三，福田正人編『子どものこころと脳―発達のつまずきを支援する』
〈映画評〉ベイビー・ブローカー
［患者から学ぶ］ある統合失調症の患者から学んだこと
［Review of Books Abroad］
Susan E. Schwartz : The Absent Father Effect on Daughters : Father desire, father wounds
［海外文献抄録］
［学会の印象］第118回日本精神神経学会学術総会 衞藤暢明第19回日本うつ病学会総会
［てらぺいあ］こころと社会の免疫学―マスク社会とひきこもり社会に思いを馳せて
［かたるしす］
［追悼］西園昌久先生を追悼する 牛島定信恩師の志から学ぶ
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