分断の中の治療者 ―当事者性と倫理的転回

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2025-10-23
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784753312641
書籍・雑誌
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商品紹介

トラウマは分断の中に生まれる──私は,当事者性概念の探求をそこから始めた。当事者性とは,「隣人は私であったかもしれないこと」への自覚である。トラウマを負った患者は,トラウマに耳を傾ける治療者の当事者性を通してのみ,分断された世界の中で体験する本来的な孤立から多少なりとも癒され,未来に向かう力を得ることができる。

目次

  • はじめに
     序 章

    第一部 歴史や地域、社会からの呼びかけ
     第一章 歴史的・社会的状況と治療関係
     第二章 コミュニティの中の治療者
     第三章 社会の中の臨床心理学
     第四章 地域における臨床実践──ローカリズムとコスモポリタニズムの問題

    第二部 当事者性と罪悪感
     第五章 臨床実践における驚き──治療関係の転換と誕生
     第六章 分断としての出会いと根元的罪悪感
     第七章 官能的な出会いと治療者の脆弱性

    第三部 臨床家のうしろめたさ
     第八章 専門的概念の使用にみる治療者の脆弱性──「陰性治療反応」をめぐって
     第九章 心理臨床における多元主義と一元主義
     第十章 オンラインセッションと臨床家の責任
     第十一章 「技法」に対する迷い──ケアすることと臨床実践

     あとがき
     文 献
     索 引

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