ロールシャッハ法と統合失調症  臨床事例に学ぶ病理の理解

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2026-10-19
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784753312771
書籍・雑誌
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商品紹介

ロールシャッハ法は統合失調症の鑑別に役立つが,それは臨床家の力量次第であり,これが投映法の抱える問題の一つである。本書は,この難題を少しでも解消するという目的を視野にいれながら執筆されている。
学びはじめたばかりの若い臨床家やその卵が,困難ではあるが魅力的な臨床の世界に向かっていくための本。

目次

  • まえがき
    はじめに

    第I部 理論編
     第1章 統合失調症概論
      統合失調症の基本理解:現実検討の障害という視点/概念の不確実性と早期介入の重要性/
      症状の3分類と陽性症状(幻覚,妄想,思考障害)/陰性症状と認知機能障害/病因と発症過程の理解/
      精神症の段階とその多層的理解/臨床的な関わりの要所/おわりに
     第2章  ロールシャッハ法を通した統合失調症の診断的理解(総論)
      ロールシャッハ法と精神医学的診断/スコア(記号と指標)にもとづく鑑別診断/認知・思考の障害と鑑別診断
      自我機能のアセスメントにもとづく鑑別診断/ロールシャッハ法を活用した精神症理解の実際(入門編)/おわりに
     閑話休題―1 Hermann Rorschach とロールシャッハ法と統合失調症

    第II部 統合失調症のロールシャッハ法
     第3章  発症して間もない時期の統合失調症
      導入/事例/ロールシャッハテスト上の特徴/臨床場面でのロールシャッハテスト
     第4章 妄想を呈する統合失調症
      導入/事例/ロールシャッハ法上の特徴/おわりに
     第5章  陰性症状が中心で不活発な統合失調症
      導入/事例/ロールシャッハ法上の特徴
     閑話休題―2 アセスメントの壁としての妄想

    第III部 統合失調症と思考障害
     第6章  統合失調症者に特徴的な思考活動の障害- 1(混交)
      導入/反応例/混交のロールシャッハ法上の現れ/応用編
     第7章  統合失調症者に特徴的な思考活動の障害- 2(自閉的論理)/導入/反応例/自閉的論理のロールシャッハ法上の現れ
     第8章  統合失調症者に特徴的な思考活動の障害- 3(作話)
      導入/反応例/作話のロールシャッハ法上の現れ/応用編
     第9章 統合失調症と種々の思考障害
     閑話休題―3  ロールシャッハ法を用いて思考障害を測定する試みについて
     閑話休題―4 思考障害を含むロールシャッハ反応を図示してみると…

    第IV部 事例検討
     第10章  統合失調症の臨床事例から学ぶ
      1.イントロダクション/2.事例概要/3.ロールシャッハテスト/4.ロールシャッハから見る統合失調症の病理/
      5.テスト・バッテリー/6.臨床像との照合/■資料 統合失調症事例プロトコル
     閑話休題―5  ロールシャッハ法で「統合失調症のふり」をしたら,どこまで見抜けるのだろう?

    第V部 ディスカッション
     第11章  統合失調症 の鑑別について考える
      混交思考/作話思考/統合失調症と診断カテゴリー/統合失調症者との検査者経験と学習/なぜロールシャッハで統合失調症がわかるのか?/
      統合失調症の鑑別とinquiry/逐語記録の重要性/反応を促すかどうかの 臨床的判断/検査を中断するかどうかの臨床的判断/
      検査後のフォロー/フィードバックについて/統合失調症とテスターの逆転移/検査者の見立てと判断基準/おわりに
     閑話休題―6  なぜ,ロールシャッハ法は統合失調症の鑑別に有用なのだろうか?

    あとがき
    索 引

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