精神医学を再考する

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商品紹介

本書は医療人類学分野を代表する頭脳であるクラインマンが長年の研究の精髄を示した、現代の古典である。

目次

  • 精神医学を再考する

    ―目次―

    プロローグ なぜ人類学なのか

    第一章 精神医学的診断とはなんだろうか?
     精神科医にとって精神医学的診断をおこなうことの意味/
     カテゴリー錯誤

    第二章 精神医学的障害は異なる文化で異なったものとなるか?
         ─方法論的考察
     精神医学における比較文化的研究を解剖する/疾病の生物学的
     側面を強調し、病いの文化的側面を軽視する、精神医学における
     暗黙のモデルとはなんだろうか?/異なる文化における精神疾患
     の研究に、翻訳はいかに影響を与えているのか?

    第三章 精神医学的障害は異なる文化で異なったものとなるか?
         ─調査結果
     疫学/症候学/病いの行動/経過と予後/病いについての信念/
     心理生理学的な経験

    第四章 社会的関係と文化的意味は、
         精神疾患の発症と経過に影響を与えるか?
     政治経済学と精神疾患/精神疾患に対する社会変化とそれ以外の
     社会的諸影響/予防と人間の苦難/ストレス・モデル/
     文化的意味/予防に立ちはだかる文化および専門職の障壁

    第五章 専門家の価値観は精神科医の仕事に
         どのように影響を与えるのか?
     臨床面接/精神科記録における記述─専門家による症例の再構成/
     患者の日記/専門家の言説/臨床作業において専門家の規範が
     果たす役割/中国における精神医学─臨床家、専門性、および
     国家/結び─精神医学の社会的および専門的な濫用

    第六章 精神科医はどのように癒すのか?
     ある地域に固有の癒しのシステムとしての精神療法を評価する
     ための比較文化的な枠組み/精神療法やその他の形態の象徴的
     治療は、どのように癒すのか?/ヘルスケアと医療の核心部分の
     パラドクス

    第七章 精神医学は社会科学に対してどのような関係をもつべきか?
     社会科学と医学との関係のモデル〈人類学のデータベースを利用
     する・人類学的方法を臨床場面で応用する・精神医療の教育と
     臨床における人類学的概念と視点の位置〉/精神医学のさまざま
     な文脈と、さまざまなレベルで人類学を教えるためのプログラム
     〈初心者レベル・中級者レベル・上級者レベル・特別な状況〉/
     臨床実践をおこなう精神科医のための人類学

    エピローグ

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