作業で語る事例報告

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2014-03-15
分野: 医療技術  >  リハビリ技術
ISBN: 9784260019514
書籍・雑誌
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3,850 円(税込)

商品紹介

一人前の作業療法士になる成長過程において、作業に焦点を当てた実践の型を身につけることは非常に大切である。その実践における型が凝縮されているのが「事例報告」といえる。本書では、作業に焦点を当てた実践を行うために必要な基礎知識、また代表的理論や評価法、治療手技を紹介した後に、クライエントとの協働から生まれた良質な31の事例報告を掲載している。作業療法の楽しさがわかる全項目見開き完結型の事例報告指南書。

目次

  • 作業で語る事例報告

    ―目次―

    1章 作業に焦点を当てた実践とは?
     ●作業とは何か
      〜作業療法の中核概念である作業について確認する〜
     ●作業ができるとは
      〜「作業ができる」を理解できれば作業療法の目的と
       手段が見えてくる〜
     ●作業療法士はなぜ患者をクライエントと呼ぶのか
      〜対象者の動機や主体性を大切にする〜
     ●機能訓練は作業療法か
      〜本当に効果のある機能訓練は作業に焦点を当てている〜
     ●作業に焦点を当てた実践に関するエビデンス
     ●作業に焦点を当てた実践とは
      〜作業に焦点を当てた実践は作業療法の「あたりまえ」の形〜

    2章 作業療法の対象とプロセス
     ●作業療法の対象は作業遂行
     ●作業療法の基本プロセス〜トップダウンとボトムアップ〜
     ●同じ事例をトップダウンとボトムアップで表現してみると
      違いがわかる
     ●トップダウンは「作業」に,ボトムアップは「能力」に
      焦点を当てている
     ●トップダウンを実践するポイントは,評価の順番と観察にある

    3章 作業に焦点を当てた実践のポイント
     ●作業療法は「説明」と「面接」から始まる
      〜作業療法を知らないクライエントと
       クライエントを知らない作業療法士の出会い〜
     ●面接評価はいつ実施するべきか
      〜面接は情報収集ではなくお互いを知り合う時間〜
     ●クライエントが作業を語ってくれない面接は失敗なのか
      〜「失敗」ではなく「評価結果」ととらえれば
       支援内容が見えてくる〜
     ●作業遂行の質を観察する
      〜変化を作業の視点でとらえる重要性〜
     ●作業療法士が行う検査・測定の目的とは
      〜作業の可能化を妨げる原因を多面的に考える〜
     ●目標はクライエントと一緒に決める
      〜shared decision-makingという意思決定の概念〜
     ●作業療法の効果測定〜「何を」,「どうやって」測るのか〜

    4章 代表的な学問,理論,評価法,治療手技
     ●作業科学(OS)
     ●CMOP-E(作業遂行と結びつきのカナダモデル)
     ●人間作業モデル(MOHO)
     ●OTIPM(作業療法介入プロセスモデル)
     ●生活行為向上マネジメントTM
     ●COPM(カナダ作業遂行測定)
     ●OSA II(作業に関する自己評価・改訂版)
     ●ADOC(作業選択意思決定支援ソフト)
     ●AMPS(運動とプロセス技能の評価)
     ●VQ(意志質問紙)
     ●Motor Activity Log(MAL)
     ●活動分析アプローチ
     ●感覚統合(SI)
     ●課題指向型訓練
     ●transfer package
     ●認知神経リハビリテーション
     ●ボバース概念
     ●PNF

    5章 作業に焦点を当てた事例報告の書きかた
     ●事例報告の目的と重要性〜事例報告は臨床家の「型」を作る〜
     ●トップダウン式ケースレポートの指導方法

    [病院]
     ●脳梗塞発症直後から実動作を中心とした介入により
      退院後生活に対する 不安が軽減した事例
     ●急性期から課題指向型訓練により病棟生活において
      麻痺手の使用を促した事例
     ●非麻痺側のプッシングによりトイレ重介助を要する事例への
      ボバース概念に基づくアプローチ
     ●主体性を重視した目標設定と実動作練習によって
      復職を実現した事例
     ●「料理を振る舞う」という役割を再獲得した
      慢性疼痛を有する事例
     ●作業を通して意志の発動に変化がみられた失語症事例
     ●寝返り・起き上がりの質的改善によりADL拡大につながった事例
     ●「夫とともに俳句の会に参加する」という
      大切な作業を再獲得した事例
     ほか

    [施設]
     ●日常を大切な作業で彩る
      〜老健入所者に作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)
       を用いた事例〜
     ●洗濯を通して施設生活に適応できた事例
     ●集団での主体的な地域貢献活動によって役割を再獲得した事例
      〜介護老人保健施設での取り組み〜
     ●脳血管障害の発症から15年が経過した通所介護利用者の
      意味ある役割再獲得に向けた支援

    [地域]
     ●5年間というブランクを乗り越え
      教職に戻るという夢を叶えた事例
     ●認知症デイケアで生きがいを模索した事例
     ●余命わずかな事例が最期に望んだ「家族と温泉に行きたい」
      という思いに対して介入した事例
     ほか

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